第2回:ChatGPTを初めて使った日の衝撃

シリーズ『64歳からのAI挑戦記』
第2回:ChatGPTを初めて使った日の衝撃

「これは、本当に時代が変わるかもしれない」

それが、私が初めてChatGPTを使った時の率直な感想でした。

前回の記事では、64歳になってなぜAIを学ぼうと思ったのかを書きました。今回は、実際にChatGPTを初めて触った日のことについてお話ししたいと思います。

正直に言えば、最初はそれほど期待していませんでした。

「AIが文章を書く」
「質問に答えてくれる」

そう聞いても、どこか機械的で、定型文のようなものが返ってくるだけだろうと思っていたのです。

しかし、その予想は良い意味で裏切られました。

最初の質問は、とても簡単なものだった

ChatGPTを初めて開いた時、私は少し緊張していました。

新しい機械やサービスというのは、年齢を重ねるほど身構えてしまうものです。

スマートフォンが普及し始めた頃も、「本当に使いこなせるのだろうか」と不安がありました。それと似た感覚がありました。

画面には入力欄が一つ。

「ここに質問を書いてください」

ただそれだけです。

私は試しに、こんなことを入力しました。

「60代からでも始められる副業を教えてください」

すると数秒後、驚くほど自然な文章で回答が返ってきました。

しかも、

・文章が読みやすい
・内容が整理されている
・説明が分かりやすい

単なる検索結果の一覧ではありません。

“会話”になっているのです。

この時点で、私は少し驚いていました。

本当に衝撃だったのは“文章力”

しかし、本当に驚いたのはその後でした。

私は以前から文章を書くことが好きで、ブログ記事や電子書籍、小説などにも興味を持っていました。

そこで試しに、こんな質問をしてみました。

「60代向けのAI活用記事のタイトル案を考えてください」

すると、次々にタイトル案が表示されたのです。

しかも、

「なるほど、こういう切り口があるのか」

と思うような案まで含まれていました。

私はその時、少し鳥肌が立ちました。

「これは単なる便利ツールではない」

そう感じたのです。

もちろん、完璧ではありません。

時々おかしな内容もありますし、情報が間違っていることもあります。

しかし、“アイデアを出す力”は想像以上でした。

AIは「答えを出す機械」ではなく、「相談相手」に近い

実際に使ってみて分かったのは、ChatGPTは単なる検索エンジンではないということです。

Google検索は、「情報を探す」ためのものです。

一方、ChatGPTは、

「考えを整理する」
「文章を一緒に作る」
「アイデアを広げる」

そんな使い方ができます。

例えば私は、

・記事タイトルの相談
・文章構成の整理
・キャッチコピー
・ブログ記事の下書き
・小説アイデア

などにも使うようになりました。

特に便利だと感じたのは、“壁打ち相手”になってくれることです。

人間相手だと、「こんな初歩的な質問をしたら恥ずかしいかな」と遠慮することがあります。

しかしAIにはそれがありません。

何回聞いても嫌な顔をしない。

これは初心者にとって非常に大きなメリットだと思います。

64歳だからこそ感じた“危機感”

ただ、便利さ以上に感じたものがあります。

それは“危機感”でした。

私はChatGPTを触ったその日、

「これは仕事のやり方を変える」

と感じました。

特に文章を扱う仕事は、大きく変わるでしょう。

例えば、

・記事作成
・企画書
・広告文
・メール文章
・資料作成

こうしたものは、AIが強力にサポートする時代になります。

つまり、「AIを使える人」と「使わない人」の差が、これから大きくなる可能性があるのです。

これは決して若者だけの話ではありません。

むしろ中高年こそ、今から触れておくべきだと思いました。

実際に使って分かった“本当の価値”

一方で、使えば使うほど分かったこともあります。

それは、

「最終的に大切なのは、人間の経験と感性」

だということです。

AIは確かに便利です。

しかし、

・何を質問するか
・どんな方向に進めたいか
・どんな想いを伝えたいか

これは人間側に必要です。

例えば、人生経験がある人ほど、

「人の悩み」
「仕事の苦労」
「挑戦する不安」

を知っています。

AIは、それを整理し、形にする手助けをしてくれる存在なのです。

だから私は、

「AI時代だからこそ、人間らしさが重要になる」

と感じています。

最初の一歩は、“触ってみること”だった

今振り返ると、最初に必要だったのは知識ではありませんでした。

“触ってみる勇気”だったのです。

実際に使ってみると、思っていたほど難しくありません。

もちろん専門的な使い方もあります。しかし、最初は簡単な質問だけでも十分です。

・おすすめの本
・健康法
・旅行プラン
・文章相談

そんなことから始めても良いと思います。

私は64歳でAIに出会いました。

もし10年前なら、「もう年齢的に新しいことは難しい」と考えていたかもしれません。

しかし今は違います。

新しいことを学ぶ楽しさを、久しぶりに感じています。

そして、ChatGPTを初めて使ったあの日は、私にとって「新しい時代の入口」に立った日だったのかもしれません。