第1回:なぜ64歳でAIを学ぼうと思ったのか

「64歳でAIを学ぶなんて、遅すぎるでしょう?」

そう言われることがあります。

確かに、世の中では若い世代が次々とAIを使いこなし、SNSでは難しい専門用語が飛び交っています。そんな光景を見るたびに、「もう自分の出番ではないのかもしれない」と感じる人も少なくないでしょう。

実は、私自身も最初はそう思っていました。

しかし今、私はChatGPTをはじめとする生成AIに大きな可能性を感じています。そして、「もっと早く始めればよかった」とさえ思っています。

今回は、なぜ64歳の私がAIを学ぼうと思ったのか、その理由についてお話ししたいと思います。

AIは“若者だけのもの”だと思っていた

私は長年、経営や仕事に関わってきました。

パソコンやインターネットが普及した時代も経験していますし、時代の変化を見ながら仕事を続けてきました。しかし、正直に言えば、AIに対しては最初かなり距離を感じていました。

「難しそう」
「自分には無理そう」
「若い人向けの技術だろう」

そんなイメージが強かったのです。

特に最近は、「AIが仕事を奪う」「時代についていけない人は取り残される」といった話題も多く、不安を感じている中高年の方も多いのではないでしょうか。

私もその一人でした。

きっかけは“文章を書く仕事”

そんな私がAIに興味を持ったきっかけは、「文章」でした。

私は以前から、文章を書くことが好きでした。ブログ記事を書いたり、電子書籍を考えたり、小説のアイデアを練ったりする時間は、今でもとても楽しい時間です。

ある日、「ChatGPTを使うと文章作成ができるらしい」という話を耳にしました。

最初は半信半疑でした。

「どうせ簡単な文章しか作れないだろう」

そう思っていたのですが、実際に使ってみて驚きました。

こちらが質問すると、数秒で文章が返ってくる。しかも、ただ機械的な文章ではなく、ある程度“人間らしい”文章になっているのです。

もちろん完璧ではありません。しかし、「これは使い方次第で大きな武器になる」と感じました。

AIは“仕事を奪うもの”ではなく、“能力を拡張するもの”

実際に使い始めて、私の考え方は大きく変わりました。

AIは、人間の代わりになるというより、“人間の能力を広げてくれる道具”なのだと感じるようになったのです。

例えば、

・記事タイトルのアイデア出し
・文章構成の整理
・言い回しの改善
・情報収集の補助
・アイデアの壁打ち

こうした作業が、驚くほどスムーズになります。

特に年齢を重ねると、「体力」では若い世代に勝てない部分も出てきます。しかし、経験や知識は積み重なっています。

AIは、その経験を活かすための“補助エンジン”になる。

私はそう感じています。

中高年こそAIを使うべき時代かもしれない

今、私はむしろ「中高年こそAIを使うべきではないか」と思っています。

理由はシンプルです。

人生経験があるからです。

AIは便利ですが、何を質問するか、どう使うかによって結果が大きく変わります。つまり、使う人の経験や視点が重要なのです。

例えば同じ「文章を書いてください」という依頼でも、人生経験が豊富な人ほど、深みのあるテーマや視点を持っています。

AIは、その考えを形にする手助けをしてくれる存在です。

若い頃は時間も体力もありました。しかし今は、“経験”という強みがあります。

だからこそ、AIとの相性は意外と良いのかもしれません。

「もう遅い」ではなく、「今が一番若い」

64歳になって、新しいことを学ぶとは思っていませんでした。

しかし、実際に始めてみると、不思議なほどワクワクしています。

もちろん、分からないことも多いです。専門用語で頭が混乱することもあります。それでも、一歩ずつ学んでいく楽しさがあります。

私は最近、よくこう思います。

「今が一番若い」

何かを始めるのに、遅すぎることはないのかもしれません。

AIの進化はこれからさらに加速していくでしょう。その時代に、「自分には関係ない」と距離を置くのか、それとも少しでも触れてみるのか。

その差は、数年後に大きくなる気がしています。

これから、この挑戦記で伝えたいこと

このシリーズ『64歳からのAI挑戦記』では、専門家目線ではなく、“実際に学びながら感じたこと”を発信していきたいと思っています。

・ChatGPTを使って感じたこと
・AI副業の可能性
・AI時代の文章力
・中高年とAIの相性
・AIを使った小説執筆への挑戦

など、実体験ベースで書いていく予定です。

もしこの記事を読んでいる方の中に、

「AIに興味はあるけれど、一歩踏み出せない」

そんな方がいるなら、私はこう伝えたいです。

完璧を目指さなくて大丈夫です。

まずは触ってみる。

それだけでも、世界は少し変わるかもしれません。